blue271828's misc :-)

高位の無限小

呼称

定義

一次函数の場合

一次函数 $f(x),g(x)$ について、「$a$ において、$f(x)$ は $g(x)$ より高位の無限小である」とは、次式を満たすことである。

\[ \left[f(x)\to 0 ~(x\to a)\right] \land \left[g(x)\to 0 ~(x\to a)\right] \land \left[\frac{f(x)}{g(x)}\to 0 ~(x\to a)\right] \]

右極限の場合

$f(x),g(x)$ の無限小が $x\to +a$ を意味する場合、「$a$ において、$f(x)$ は $g(x)$ より高位の無限小である」は、次式を満たすことを指す。

\[ \left[f(x)\to 0 ~(x\to +a)\right] \land \left[g(x)\to 0 ~(x\to +a)\right] \land \left[\frac{f(x)}{g(x)}\to 0 ~(x\to +a)\right] \]

左極限の場合

$f(x),g(x)$ の無限小が $x\to -a$ を意味する場合、「$a$ において、$f(x)$ は $g(x)$ より高位の無限小である」は、次式を満たすことを指す。

\[ \left[f(x)\to 0 ~(x\to -a)\right] \land \left[g(x)\to 0 ~(x\to -a)\right] \land \left[\frac{f(x)}{g(x)}\to 0 ~(x\to -a)\right] \]

多変数実数値函数の場合

点 $A~(a_1,a_2,\ldots,a_n)$ において二つの多変数実数値函数 $f(x_1,x_2,\ldots,x_n),g(x_1,x_2,\ldots,x_n)$ について、「$A~(a_1,a_2,\ldots,a_n)$ において、$f(x)$ は $g(x)$ より高位の無限小である」とは、次式を満たすことである。

\[ \begin{aligned} &\left[f(x_1,x_2,\ldots,x_n)\to 0~(x_1\to a_1, x_2\to a_2,\ldots,x_n\to a_n)\right] \cr &\qquad \land \left[g(x_1,x_2,\ldots,x_n)\to 0~(x_1\to a_1, x_2\to a_2,\ldots,x_n\to a_n)\right] \cr &\qquad \land \left[\frac{f(x_1,x_2,\ldots,x_n)}{g(x_1,x_2,\ldots,x_n)}\to 0~(x_1\to a_1, x_2\to a_2,\ldots,x_n\to a_n)\right] \end{aligned} \]

関連

文献

Tags

#Ansible (3) #Bash (1) #Docker (1) #Git (2) #Hugo (2) #Molecule (1) #Python (1) #WSLtty (1) #アルゴリズム (4) #ビジネス用語 (1) #プログラミング (1) #位相空間論 (8) #初等数学 (20) #初等関数 (1) #実解析 (1) #幾何学 (3) #微分積分学 (18) #情報理論 (4) #抽象代数学 (14) #数理モデル (2) #数理論理学 (21) #機械学習 (3) #正規表現 (1) #測度論 (3) #特殊関数 (4) #確率論 (18) #組合せ論 (5) #統計学 (12) #線型代数学 (18) #複素解析学 (4) #解析学 (15) #論理学 (6) #順序集合論 (9)